Creative Kid's Workshop 2024 Summer 8/16,17 27,28
小浜島で親子で学ぶ楽しい建築体験
このワークショップは、令和6年度沖縄観光コンテンツ開発支援事業により行われました。
00 南の島の自由研究
この夏、小浜島にある「はいむるぶし」リゾートで、宿泊客の子どもたちを対象とした特別な自由研究ワークショップを開催しました。夏休みの自由研究にも活用でき、また建築デザインも学べるようなテーマでユニークな4つのプログラムを用意しました。
01 珊瑚でピラミッド
02 折り紙で古民家
03 小浜島の公園デザイン
04 昆虫たちの家づくり
01 珊瑚でピラミッド
ビーチで拾った珊瑚や貝殻を使って、小さなランプを作ります。渡辺名誉教授(早稲田大学建築学科)から建築の基本を学びながら、力学的視点を取り入れてピラミッド型に組み立てます。完成品にはLEDランプを入れ、珊瑚の隙間から溢れる光と影を楽しみましょう。作品はご自宅に持ち帰り、小浜島の夏の思い出として飾れます。
02 折り紙で古民家
沖縄の赤瓦の古民家をテーマに、ポップアップ形式の「折り紙建築」を作成します。渡辺名誉教授(早稲田大学建築学科)から沖縄の建築文化を学び、型紙をカッターで丁寧に切り、二つ折りにしたカードを広げると古民家が飛び出します。沖縄のお土産としても喜ばれる作品です。
03 小浜島の公園デザイン
はいむるぶしの敷地の中に、子どもたちが楽しく過ごせる「キッズ・パーク」をデザインします。渡辺名誉教授(早稲田大学建築学科)から建築計画の面白さを学び、段ボールや紙粘土を使って模型を作成します。子どもたちは小さな建築家として自由な発想でデザインに挑戦します。
04 昆虫たちの家づくり
はいむるぶしにある昆虫館には、小浜島に生息する昆虫や、世界の珍しい昆虫が展示されています。それらの昆虫を観察することから、その生き物の形や文様などをデザインのテーマとして、彼らが住む理想の家をデザインします。八重山の生き物の生態系についての理解も深めます。
05 作品への評価
このワークショップの目的の一つは、建築的な要素を取り入れ、「空間で考える」力を育むことでした。そのため、各課題の冒頭には大学レベルのレクチャーを行い、子どもたちに建築デザイナーの卵になったかのような感覚を味わってもらいました。子どもたちの目が輝いていたのが非常に印象的でした。
出来上がった作品は、どれも子供らしさの中に、しっかりと建築構造学的な裏付けや、空間における人間や生き物の行動特性を考えているなど、大学の設計課題に求められるセンスが反映されていました。